かにさん記録 blog

日々の思うこと、好きなこと、考えの整理!

自分って変かも、と思っている事に気づくこと

今月読んだ本から。好き嫌いないように!とは思っていましたが、興味の持ったものからなのでやはり偏りはあります。

 

平匡さんフィーバーの波に乗って何か読んでみようと思って選んだ一冊。星野源さんが本やコラムを書いていることは存じ上げていましたが、どんな事を書いているのかは全く知らず、初めて読みました。

 

そして生活はつづく (文春文庫)

そして生活はつづく (文春文庫)

 

 友人が源さんの曲を聴いて泣く!!!という話をしていたのですが、 私には、NHKのLIFE!〜人生に捧げるコント の、星野さんが強すぎて歌う人の枠よりも「面白いお兄さん」枠で収まっていました。(ゴメンなさい…。

コラムというか連載がぎゅっとなった文庫本をKindleさんで。元の連載記事自体は7年前のもので、なんだかゴールデンタイムに進出して欲しくない、深夜枠のマイナーな番組を見ている気分でした。面白いお兄さん枠は間違いなかった!

人と自分の違いについてとても客観的に書かれていることが多くて、私もこういうところある!とか、そう思ってたの自分だけじゃないのか!という同士を見つけられたように感じる部分が多々ありました。いつも感じている気持ちや、主観的な感覚を客観的に一緒に見てくれているような、そんな感覚。

あとは、星野さんの日常生活力のダメっぷり(と言ったら失礼ですが)に驚き、これだけバリバリ仕事をこなす星野さんが完璧人間なのでは!と思っていたけれど、そうよね、やっぱり人間だもの。と勝手に思ったり。

それから、客観視できていることに加えて、包み隠さずにそれを書けるって物凄い事だとも思いました。自分のダメなところをダメって分かっている事が大事だし、自分の今の姿をちゃんと捉えるって事が必要なんだな…とも感じました。

 

あとがきのテンションも私の好物でしたが、その中から少し抜粋。

「なにげない日常の中に素晴らしいものがある 」どや顔でそんなことを言う人は苦手です 。 「なにげない日常 」の中には 「なにげない日常 」しかない 。素晴らしいものなんてない 。その中から素晴らしさ 、おもしろさを見いだすには 、努力と根性がいります 。黙ってても日常はおもしろくなってはくれない 。見つめ直し 、向き合って 、物事を拡大し新しい解釈を加えて日常を改めて制作していかなきゃならない 。毎日をおもしろくするのは自分自身だし 、それをやるには必死にならなきゃ何の意味もない 。

ー文庫版あとがきより

 

日々何かに新たな発見しようという気持ちや人生楽しもうって気持ちの有無によって、同じ時間をすごしていても全く違う結果になるものね。楽しそうな人って、確かにどんな時でも楽しそうだし、目の付け所が違っていて色んな発見や違った見方をしている気がする。それから、流れる時間がそこだけ全然違って、余裕のある空気がふんわり流れている人っているけれど、そういう事なのかなぁ、と。うまく言えないけれど、思考や気持ちや行動って色んな事に通じているなとしみじみ感じたのでした。

 

うまく言えない事が多すぎてまとまらないけれど、そんな感じ。今日こそは少しまとまるかと思ったんだけどなー!上手い文章を書けるように日々ここで練習させてもらいます。